手を使った職人仕事にはさまざまなものがありますが、真剣に職人として活躍されている方は、仕事に対する意識がすごく強いように思います。
その意識が技術の向上に繋がり、大工さんがつくる住居を含めさまざまな素晴らしい作品を作り出しているのでしょう。
常にシャツを着用
ひとつの例として、とあるシャツ職人の方のお話を。
その方は手作りのシャツをつくる職人さんで、一枚一枚のシャツを手作りで作られています。
シャツは、こだわりのある方には欠かせないアイテムで、どんなに高いシャツでも素晴らしい品だとわかればお金を惜しまないお客さまが多いです。
その職人さんが作られているシャツも、シャツと考えるとかなり効果なものになりますが、受注会にはいつもお客さまが殺到し、半年待ちになることもあるのだとか。
そんな職人さんのこだわりは、普段着も必ずシャツにネクタイというファッションを貫くこと。
シャツ職人として、シャツ以外のものを着用して外出するということはありえないのだそうです。
かわいい6歳の息子さんがいらっしゃいますが、お子さんの運動会にもシャツにネクタイで参加、保護者リレーもしっかりとそのファッションで走られるというのですからすごいですよね。
シャツで運動をするというのも、一般の人からすると不思議な感じがしてしまいますが、シャツを着てさまざまな動きをすることで、その後のシャツ作りにインスピレーションを得ることができるのだそうで、常にシャツを着用されているのもうなずけます。
仕事に関するエッセンスを取り入れる
ほかにも、アクセサリー職人の方は、常にアクセサリーを身に付けていらっしゃいますし、美容師など美容関係のお仕事をされている方は、いつでもきれいにヘアセットをしていたり、メイクもきちんと施している方が多いように思います。
それぞれの職人さんが、自分のし生活にも仕事に関するエッセンスを取り入れ、自分の仕事に役立てていらっしゃるのですね。
こうした職人さんが作り上げた作品や技術が素晴らしいのは本当に納得できます。
常に仕事を意識しながら生活するというのは並大抵のことではないと思いますし、時にリフレッシュしたいこともあるかと思いますが、それでもこだわり続けることで、人とは違った素晴らしい技術や知識を身に付け、仕事に活かすことができるのでしょう。
そんな職人さんが作られた作品を、私達も大切に使っていきたいと思いますし、そのスピリットを受けて自分たちもそれぞれの役割をしっかりと果たそうという気持ちにさせられます。