運転

運転手の仕事内容とは

トラックやタクシー、バスなどの運転手と言えばやはり、それぞれの乗り物に乗って運転し、荷物や乗客を目的地まで運ぶプロドライバーというイメージがあります。
一定以上の運転技術があるのはもちろんとして、間違っても事故を起こさないよう、いつでも安全運転ができる人でなければなりません。
運転手はその多くが運送会社、タクシー会社、バス会社などの社員として働いていますが、業務委託を結ぶなどして働いている人も中にはいます。
運転する車の種類によって、特殊な訓練や免許が必要になります。

それぞれの運転手の仕事内容

トラック運転手の場合、トラックには様々な種類があります。
大型のミキサー車やタンクローリーなど、普通トラック、一般的に軽トラと呼ばれているような小型トラックまで、本当に色々です。
トラック運転手はこれらを乗りこなし、日本の北は北海道から南は沖縄まで、個人の荷物だけでなく企業の荷物、産業の原材料など色々な物を運ぶことで、この国の物流を陰ながら支えているのです。
普段は目につくことがなかったり、見たとしても気にもとめられなかったりしますが、非常に重要な仕事なのです。
また、トラック運転手の場合は運転だけでなく、車内で荷物が動いてしまわないように固定したり、荷物の積み下ろしをしたり、ということも仕事内容に含まれます。

タクシー運転手の場合は、目的地まで人を乗せて運ぶのが主な仕事です。
タクシー会社が所有しているタクシーを使い、運転手がその会社の社員として働いているのが法人タクシー、運転手が個人で所有しているタクシーを使い、運転手が社員ではなく個人事業主となっているのが個人タクシーです。
ホテルや駅などのタクシー乗り場でお客様をまったり、走りながらお客様を探す流し営業をしたり、会社から無線で連絡を受けてお客様を迎えに行ったりします。
運転技術があるのは当然として、主要な建物や地理の把握も求められる上、車内でお客様が快適に過ごせるような接客スキルも必要な、意外と難しい仕事です。

バス運転手も目的地まで人を運ぶ仕事ですが、バスにも2種類あります。
1つは観光バスのような貸切バス、もう1つは路線バスのような乗合バスです。
貸切バスは団体旅行や修学旅行、観光ツアーなどで利用されることが多いので、バスガイドや添乗員が同乗しており、協力しながら仕事をすることになります。
乗合バスは、電車のようにその地域に住む人たちの交通手段として使われるので、安全かつ時間に正確に運行する必要があります。