大工さんの仕事は、手を使って家を建ててしまうのですから、手に職の代表といえるのではないでしょうか。
大工は、主に木造の建物を建てたり、修繕したりすることが仕事になります。
家を一軒建てるには、それぞれの担当のようなものがあり、家をまるごと大工さんが建てているわけではありません。
手先がある程度器用
家を建てるには、「基礎工事」をする必要があります。
この基礎工事については、大工ではなく基礎屋さんが行います。
その後大工さんが建てていくわけですが、優秀な大工さんになると、まるまる一軒分の家の木造部分を一人でつくってしまうのですよ。
すごい職人技ですよね。
一人で一軒の家を担当できる大工さんは、お給料もかなりよくなります。
不景気なのでその限りではないかもしれませんが、一軒まるまる作業できる大工さんは、月収60万円以上もらっている方もいらっしゃるのだとか。
よく、大工は頭が悪い人がやるような仕事だと思っている人がいるようですが、それは大きな間違いです。
なんとなく大工は、ガラの悪そうな人が働いているのでそう思われるような傾向にあるかもしれません。
ですが、大工はバカでは務まりません。
ただ、学歴がなくても就職することができるので、ヤンキーっぽい人が働いていることが多いため、そのような印象があるのでしょう。
実際には仕事を覚えるだけの頭脳がなければ務まりませんし、手先がある程度器用でないと仕事になりません。
工務店で独立している社長さんは、経営能力だって必要になってきます。
一見ガラが悪そうに見えても、実際はかなり頭のキレる方が多いようです。
見習いをしながら先輩方のキャリアを参考に
少し前から、ツーバイフォーという建築の方法が主流になってきたこともあり、
大工さんも新しい建築方法を覚えなければならなかったり、不景気でお給料が少しずつ下がってきている傾向にあるようですが、大工さんの仕事は本当にカッコいいですよね。
男の子で、一度は大工になりたいと憧れる人もいるのではないかなと思います。
大工になるには、見習いから始めるのであれば特に学歴や経験などは必要ありません。
「未経験可」で募集している工務店に応募するとよいでしょう。
見習いから一人前になるには何年もかかりますので、そう甘い仕事ではありません。
しっかりと仕事を覚えれば独立することもでき、独立後はかなりの収入を得ている大工さんも多いです。
必要に応じて資格を取得することで、より仕事の幅が広がりますので、見習いをしながら先輩方のキャリアを参考にしつつ、ご自身のキャリアアップのためにいろいろと勉強してみるとよいと思います。