キーボード

プログラマーとは?

プログラマーは、パソコンでプログラム言語を使ってプログラムを組んで、ソフトウェアやシステムなどを作るのが仕事ですが、その時はキーボードで文字を打ち込むために、かなり手を使っています。
そんなプログラマーが作っているソフトウェアやシステムは、金融、物流のようなシステムなどのような企業が使っているものに限りません。
私たちの身の回りに普通にあるような、電子レンジや携帯電話、テレビなどあらゆるものにコンピューターのプログラムは使われているのです。

プログラマーの一般的な仕事の流れとしては、SE(システムエンジニア)が作成したシステムの仕様書に基づき、プログラムを作っていくというかたちになります。
基本的に、プログラミング言語を使って仕様書通りにプログラムを組む、作成したプログラムが仕様書の通りに動作するかどうかを確認する、という2つがプログラマーの仕事です。
職場環境、業務内容によってはこの他にも、機能仕様書作成、リリース作業、統合テストなど様々な仕事をすることもあります。

手と頭を使うのがプログラマーの仕事

プログラマーの仕事で大変なのが、プログラムが完成しても仕事としてはまだ完了しない、ということではないてじょうか。
仕様書の通りに作っていても、意図しているように動かないということも多いです。
この原因の1つとしては、仕様に不備があったということが挙げられるのですが、こういった不備のことを仕様バグと呼びます。
この仕様バグを発見するということも、プログラマーの大事な仕事なのです。
テストを何度も繰り返し、発見した不具合を修正してようやくソフトウェアやシステムの完成となります。
場合によっては、テストだけで何ヶ月もかかることがあり、忍耐力と根気が必要な仕事だと言えるでしょう。

また、作成された仕様書に必要なこと全てを丁寧に書いてあるとは限らず、プログラマーが自分で仕様書に書かれている内容をプログラムに変換する必要があることも多く、こういった場面はプログラマーの技術の高さの見せ場となるのです。
どのように工夫し、アルゴリズムを構築するか、ということもプログラマーの大事な仕事です。
常に頭を使い、キーボードを叩くのがプログラマーという職業なのです。

このようなことがあるため、実務経験を積んでいくうちに、徐々に仕様を決定するなど、本来であればSEが行うような作業も行うことがあります。
経験を積んでいくにつれて、SEとプログラマーの役割分担は曖昧になり、兼務しているようなかたちになってきます。
SEの役割も果たせるようになったプログラマーのことを、上級プログラマーと呼ぶ職場もあります。