マジシャンは、手品をする人のことです。
さまざまなイベントの余興などで活躍したり、マジックショーを開いたりと、その活躍の場はさまざまですが、器用に手先を使って行うマジックは、見ている人を驚かせるのはもちろん、感動すら与えてくれます。
観客を魅了する技術
プロマジシャンになるための国家資格などはありませんので、どなたでも無資格でマジシャンとしての活動をすることができます。
とはいえ、すぐに見破られてしまうマジックでは観客を魅了することはできませんので、プロマジシャンとして活動できるだけのテクニックを身に付けていることは必須です。
現在プロマジシャンとして活躍している人は、ざまざまな道のりを通ってマジシャンの活動をしているかと思いますが、一般的には自分から営業をかけて第一歩を踏み出している、という方が多いようです。
例えば知り合いにイベントの余興などを募集する機会があれば、ぜひ自分のマジックを見てほしいということを打診しておき、機会があればどんどん自分の技を疲労していきます。
最初はノーギャラという人も少なくありません。
ノーギャラであれば、さまざまな施設やイベントなどで自分のマジックを見てもらうことができますので、保育園や老人保健施設などにかたっぱしから電話をかけて営業する人もいるようです。
こうした活動を続けていくことで、その人がマジックをやっているとう噂が広がり、先方からの依頼が入ってくるようになります。
そして、少しずつ収入にもつながっていきます。
安定した収入を得るために
ある程度の実力がつき、知名度も上がってきたら、より安定した収入を得るために、芸能事務所などに所属するという形をとるマジシャンも多いです。
そのほか、レストランなどの飲食店と専属契約をして、毎日そこでマジックを疲労するという人も。
複数の飲食店と契約をして、よりまとまった収入を得ているという人もいます。
全国的に有名なマジシャンであれば、マジックショーなどを開催して1回の講演で数百万円の収益を得ているという人もいますが、そうでない場合は1回の出演で2、3万円というところが多いようです。
事務所に所属している人は、その事務所によっても得られる収入は変わってきます。
マジシャンになる人は、専門学校などで学ぶよりも、何かのきっかけでマジックに触れ、目標のマジシャンの弟子入りをして技術を磨いたり、独学で実力をつけていくという人が多いようです。
その分マジシャンへの道もかなり厳しいものになりますが、努力した分の実力がつきますので、頑張れば頑張るほど優秀なマジシャンになることができるでしょう。