手先を守るためのハンドケア

手先を守るためのハンドケアは、手が荒れてしまってから行うのではなく、
荒れる前から予防のためにしっかりとケアをしておくことが何よりも大切です。

毎日地道にケア

刺繍や洋裁などで、柔らかい布や糸を使用するとき、手にあかぎれなどができていると、
糸や布が引っかかって、商売道具に傷がついてしまうこともありますし、
ハンドモデルが手荒れしているなんて考えられないことですよね。
特別なケアや高価なお手入れをしなくても、毎日地道にケアをすることで
手をよい状態に保つことができますので、ぜひ今日からやってみましょう。

ハンドケアに何よりも大切なのは、ハンドクリームです。
ハンドクリームは手がぬるぬるしてしまうので、日常的には使えないという方は、
ハンドクリームを塗ってから、薄手の手袋をして作業をするなどの工夫をするとよいでしょう。
どうしても仕事の関係で日中ハンドクリームを塗ることができないというのであれば、
夜により保湿力の高いハンドクリームでケアをします。

指先を常につややかに保つことが可能

基本的には手を洗う度に、指先を中心に全体にハンドクリームを塗って
軽くマッサージをするのが理想的ですが、そこまでの時間がとれない方は、
指先に念入りに塗るだけでもだいぶ違います。
また爪のささくれなどが気になる方は、ネイルオイルを活用しましょう。
ネイルオイルも、できれば手を洗う度に甘皮のあたりに適量塗布し
軽くマッサージします。甘皮の周辺がしっかりと保湿されていることで
ささくれができにくくなりますし、指先を常につややかに保つことが可能です。

指先はさまざまな作業によってとにかく水分や油分が失われがちですので、
都度補給してあげることが重要です。
水仕事をするときは必ず薄手のゴム手袋を使い、手を保護してあげます。
これを習慣化することで、数年後の手の状態が明らかに違ってきますので、
多少面倒かもしれませんがぜひ行いましょう。

就寝中にもハンドクリームを

紙をたくさん触る仕事をしている方も、指先の油分が失われやすいので、
薄手の手袋をつけて作業したり、都度保湿してあげるとよいですね。
ハンドクリームをたっぷり塗った上から薄い手袋をつけて、
日常生活を送ることができれば完璧です。

夜にもしっかりとハンドクリームを塗り、手袋をつけて就寝するのが望ましいのですが、
お財布に余裕があれば、就寝前に塗るハンドクリームは、
少しリッチな成分を使っているものをチョイスするとよいでしょう。
就寝中はハンドクリームの栄養分を吸収しやすいので、
よい成分のクリームを使うことで、手の状態がさらによくなります。